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睡 眠睡眠は人間が生きていくうえで必要不可欠なものです。 体の疲れは、ちょっと横になれば取れますが、脳に関しては、日中は常に外界の変化に触れ、影響を受け続けているため、一定時間遮断し、深く休ませる時間が必要です。 高等動物であればあるほど、大脳を深く休ませる必要があります。 睡眠に関しては、いまだ解明されていないことも多く、夢をなぜ見るのかといったことも正確なところよく分かっていません。 睡眠には2種類あって、ひとつはレム睡眠、もうひとつはノンレム睡眠といいます。 レム睡眠は脳の浅い眠りの状態で、脳が活発に活動しており、この状態のときに夢を見ています。レムはREMのことで、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)の略です。 脳というのは眼球の動きと深くかかわっています。日中もそうでしょう。目が活発に動いているときは、脳も活発に働いています。ボーッとしているときは、目が動きません。 レム睡眠のときは、脳が活動状態なので、目が急速に動くのです。 人は、全部合わせると、一晩に2時間ほどのレム睡眠がありますから、一晩に映画一本分の夢を見ていることになります。 なぜ夢を見るのかは、まだ解明されていませんが、記憶の整理や再編をして脳に定着させるためなどの説があります。学習量が多いほどレム睡眠も多いといわれています。 レム睡眠時は、脳が活動する代わりに、体が弛緩し、力が抜け切っています。体を休めているときでもあります。ただ、このときは、脈拍や呼吸も乱れがちで、突発的な病気が起きるのも、このレム睡眠のときです。 金縛りというのは、このレム睡眠の特殊な状態で、何かの拍子に目が覚めると、体の力が抜け切っているために、すぐには動くことができないわけです。 しかし、しばらくそのままでいれば、自然に解けるし、誰かがちょっと触っただけでも金縛りは解けます。 ノンレム睡眠は、レム睡眠ではない、という意味で、眼球運動がない睡眠の状態をいいます。 このときは、脳は深く休んでいます。その代わり、体は寝返りをうったりして、軽く動きます。呼吸は深く、脈拍も遅くなります。 睡眠において大切な時間であり、短時間の睡眠でも充分という人は、このノンレム睡眠が深くしっかり取れているのです。 反対に、長く寝ているわりに睡眠不足を感じる人は、ノンレム睡眠が浅く、しっかり取れていないわけです。 人は、眠りにつくと、まず、脳の深い眠りのノンレム睡眠に入っていきます。約90分たつと、今度は夢を見る、脳の浅い眠りのレム睡眠になります。 このように、人は一晩のうちに90分周期で二つの睡眠を4、5回くりかえし、リズムのなかで眠っています。 ノンレム睡眠は、もっとも深い眠りがまず現れ、夜明けに近づくにつれて、だんだん浅くなっていきます。 レム睡眠の時間は、最初は短めで、夜明けに近づくにつれて、長くなっていきます。つまり覚醒の準備を始めているわけです。 気持ちよく、自然に目覚めるときというのは、浅い眠りであるレム睡眠の状態で起きたときです。 これが理想の目覚めといえます。 人は眠りにつくと、まず、深い脳の眠りであるノンレム睡眠から入るので、眠いときに、ちょっと仮眠を取るだけでも、脳の疲れを取ることができます。 おすすめは昼の3時までの20〜30分です。 これ以上寝ると、かえって疲れます。また、3時以降の仮眠は、夜の眠りの妨げになるので、注意しましょう。 睡眠時間に関しては、よく8時間がいいといわれますが、単に平均時間であって、医学的根拠はなく、人によって違います。 5、6時間でも充分という人もいれば、9時間は必要という人もいるでしょう。 要は朝起きたときに、深い睡眠を取ったという満足感が得られればいいのであって、何時間でもかまわないといえます。 極端に言えば、深いノンレム睡眠さえしっかり取れば、脳は充分休息できることになります。 しかし実際は、ノンレム睡眠だけでなく、レム睡眠も睡眠の重要な要素であり、健康のためには、この二つの眠りの両方が必要です。 |
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