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睡眠薬
睡眠薬は危険なもの?
睡眠薬というと、一般的には危険な薬というイメージが強いようです。
しかし、それは全くの誤解だといえます。
たしかに30年以上前は、服用の方法を誤ると、死にいたってもおかしくないタイプの薬もありました。
バルビツール酸系の睡眠薬で、依存性が強く、麻薬のようにやめづらいものだったのです。
その強烈なイメージが今でも残っているわけです。
しかし、それは30年以上も前の話で、現在は全く違ったものが使用されています。
精神安定剤の一種で、ベンゾジアゼピン系の薬を使用しています。
これは依存性は全くなく、きわめて安全なものです。むしろ、風邪薬より安全といっても過言ではありません。
風邪薬は数日間の服用を前提に作られており、これを一ヶ月でも服用すれば、副作用が出てしまいます。
ところが、睡眠薬は、数ヶ月から数年単位で服用することを前提に作られているので、ちょっとぐらいの服用では、副作用の心配をすることはないのです。
睡眠薬の種類
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、効果の違いによっていくつかに分類できます。
まず、2時間から4時間の睡眠作用しかもたない、つまり寝入りだけを補助する薬を、「超短時間作用型」といいます。
寝つきが悪いだけの場合に用います。ハルシオン、アモバンが一般的です。
これは、服用後すぐに眠くなるので、30分以内にベッドに入らないと、ベッドに行き着くまでに眠ってしまうほどなので注意が必要です。
次が、6時間程度の睡眠作用をもつ「短時間作用型」の薬です。デパス、リスミー、レンドルミンなどがあります。
さらに長いのが、12時間程度の睡眠作用をもつ「中時間作用型」です。さらに、その上を行くと、24時間以上作用する「長時間作用型」という薬もあります。
服用の際の注意点
- まず、自分の不眠のタイプを理解する。
自分に一番合った睡眠薬を服用すれば、副作用はない。寝つきが悪いだけなら、超短時間作用型で充分だし、明け方に目覚めてしまうのなら、やや長く効く薬が必要。
あやまって、効果が長すぎるものを服用すると、副作用として翌日の午前中も眠気が襲うことがある。ふらつきには要注意。
医師に、自分の状態を正確に伝えることが大事。
- 深夜12時を過ぎたら服用しないほうがよい。
これもまた、薬の作用が翌日まで残り、午前中に眠気が襲ってくる。超短時間作用型のものはよいが、それ以外は服用時間に気をつける。
- お酒を睡眠薬代わりにするという考え方は、間違い。
たしかに気分をリラックスさせ、寝入りをよくする効果はあるが、量が過ぎると、睡眠の深い眠りであるノンレム睡眠を充分に取れず、脳を休息させることができなくなってしまう。
睡眠薬を服用するほうがよっぽど安全で、効果的である。
ただし、睡眠薬とお酒の併用はきわめて危険。記憶喪失の副作用を起こすこともある。
- 睡眠薬の服用によって、不眠症が改善されてきても、いきなりやめてしまうと、反動として、眠れなくなることがある。
そのため、徐々に減らしていき、少しずつ自信をつけていくことが大切である。
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