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コエンザイムQ10最近よく耳にする名前ですが、新種の薬ではなく、人間をはじめ、あらゆる生物の体内に、もともと備わっている物質です。 人間の体内には約60兆の細胞がありますが、その一つ一つの細胞にコエンザイムQ10は存在します。 一つの細胞の中に、ミトコンドリアという「生体のエネルギー工場」が50〜200個ありますが、その一つ一つのミトコンドリアに多く存在して、エネルギーを作り出すために働いています。 コエンザイムQ10が多いほど、取り込んだ栄養素を効率よくエネルギーに変換していくことができます。 コエンザイムQ10は、すべての細胞に存在しますが、組織によって濃度が異なります。 心臓にもっとも多く存在し、不足すると動悸や息切れなど心臓に影響がでてきます。 コエンザイムQ10は「CoQ10」とも表記され、あるいは「コーキューテン」とも呼ばれます。 または、ユビキノン、ユビデカレノンとも呼ばれ、ラテン語のユビキタス(普遍的に存在する、という意)からきています。それほど、動植物のあらゆる生物に存在し、すべての細胞に分布している物質なのです。 また、ビタミンQともよばれ、ビタミンとほぼ同様の働きをします。 ビタミンと異なるのは、もともと体内のすべての細胞に存在し、しかも体内で多量に作られるところです。 ビタミン同様、コエンザイムQ10も補酵素として働きます。補酵素とは、その名のとおり、酵素を助ける働きをします。酵素は体内で分解や合成をする媒介としての重要な物質で、エネルギーの代謝に不可欠ですが、それを手助けするのです。 人間が吸う酸素のうち約2%は活性酸素というものに変化し、外敵から身を守るという重要な役割を担っていて、それ自体大切なものです。 しかし、何らかの要因によって、大量に作られてしまうと、酵素の修復が追いつかなくなり、人間自身の細胞を傷つけ酸化させてしまうのです。 この大量に発生した活性酸素はあらゆる病気の元になるともいわれます。 日本人の死因のトップを占めるのはガン、心臓病、脳卒中ですが、これらも活性酸素が原因といっても過言ではありません。 また活性酸素が増えると、老化を早める原因になります。 必要でありながら、多量に発生すると害をもたらす活性酸素ですが、その発生を抑える物質もあります。それが抗酸化物質です。 これには、酵素、βーカロチン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、アルファリポ酸、そしてコエンザイムQ10があります。 体内で多量に発生した活性酸素を分解し、無毒化してくれます。 ビタミンEは抗酸化物質ですが、それだけでは抗酸化の働きはできず、コエンザイムQ10があってはじめて抗酸化物質として機能します。 ビタミンEだけでは、むしろ酸化を促進させてしまうのです。 また、抗酸化の仕事をして酸化してしまったビタミンEをもとのビタミンEに戻す働きも、コエンザイムQ10にはあります。 このように、コエンザイムQ10には、活性酸素を抑制することによって、病気の発生を抑え、体調をよくし、細胞を生き生きと保つことによって、老化の進行を遅らせる効果もあるのです。 コエンザイムQ10の供給方法には二つあります。 一つは体内で生合成する方法です。これは体がやってくれます。 もう一つは、体外から食品として摂取する方法です。 コエンザイムQ10はイワシやサバなどの青魚、うなぎやマメ製品などに比較的多く含まれますが、必要量といわれる30〜60mgを食品から摂ろうとすると、イワシだと1日6匹食べなければなりません。 また、年齢とともに体内での生合成量はどんどん減少していくので、高齢者ほど体外から摂り入れることが必要になってきます。 以上から考えると、サプリメントとして摂取することが、コエンザイムQ10の必要量を、確実に体内に摂り込む方法といえます。 しかもサプリメントなら、少し増やすだけで、摂取量を2倍にも3倍にもできるのです。 なお、コエンザイムQ10は脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が良くなります。 |
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